Speaker

岩田健男
岩田健男


咬合と審美の調和:審美補綴のための診断基準と臨床術式

 審美補綴の治療結果の優劣は、診断と治療計画に関連する審美的要素を活用できるか否かによって左右される。咬合平面を決定する際に、最も重要で、最初に配慮すべき事項は上顎前歯のための審美的要素である。中切歯の切縁の位置、中切歯と顔の正中、上顎前歯の唇舌的傾斜、前歯切縁線と上顎臼歯咬合平面、上顎前歯の歯肉縁の高さなどが評価されねばならない。続いて、下顎前歯のための審美的要素として、切縁の位置と下口唇、下顎前歯切縁線と臼歯咬合平面、下顎前歯の唇舌的傾斜、下顎前歯の歯肉縁の高さなどを精査する。
 このセミナーでは、上述の審美的要素を臨床で活かす術式について紹介する。咬合と審美の調和を臨床で実践するのに役立てば光栄である。